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ドイツ・クリスマス徒然日記・・・2日目夜 最悪編

 さて忘れた頃にやってくるドイツ徒然日記。
前の状況を復習したい方はカテゴリの“おでかけ(海外)”をクリック♪クリック♪
2日目の夜はローテンブルクからバスでミュンヘンに移動。
ミュンヘンのクリスマスマーケットを見学予定なのだ。
ミュンヘンのクリスマスマーケットは結構大きいのでみんな期待は絶好調♪
一部の方はオプションの食事を楽しむようだが、我がやはその時間もクリスマスマーケットを堪能するぞ♪
・・・この選択が最悪な結果をもたらすのだった。

♪ドイツのトイレ♪
 海外から帰ってきて思うのは「日本のトイレはチップもないうえ、綺麗で、最新で、最高だ!!」
アジアなどの多くは、チップを取るくせに、よれよれのペーパーをちぎり渡され、「掃除したんかいっ!!」という状況。ヒドイときは故障している時もある。
なかばそういうもんだと思う事にしているが、ドイツは違っていた。
なかなかどうして綺麗なのだ。
クリスマスマーケットの簡易トイレすら、掃除が行き届いており、臭い消しにアロマキャンドルを使用していた。
そして合理的だなと感心したのは、ドライブイン等のお店でのトイレ。
入口に機械があり、チップを入れると通れるシステムになっているのだが、ちゃんと領収書が出てくる。
この領収書、お店で同金額の金券として使用が出来る。
つまりお客さんはトイレの使用がタダということなのだ。
 ミュンヘンの移動中、事故による大渋滞に巻き込まれ、何度もドライブインに寄っていたので、毎回感心してしまいましたよ。
・・・これが最悪への序曲とも知らずに・・・。

♪ミュンヘンの夜は短くて♪ 
 今回の大渋滞・・・詰め込み過ぎの激安旅行にはかなりの大打撃だった。
ミュンヘンに着いたのは午後6時。
その時まで私は勘違いしていた。
クリスマスマーケットは夜遅くまで行われているのものと。
ミュンヘンのクリスマスマーケットは午後6時30分で終了だったのだ。
 とにかく行程をこなすことに必死な添乗員さん。
30分でも“寄った”ということが重要なのだろう。
食事付きの方々は予約時間を遅らせ、30分マーケットを見て食事場所に移動。
そうでない人は、午後9時30分に食事場所の前にて集合となった。
そうして私たちは閉店準備で大忙しのマーケットに3時間30分放置される事になったのだ。
というかマーケットが閉まってからの3時間どうしろと言うのだ。
ドイツ・クリスマス徒然日記・・・2日目夜 最悪編_f0145776_1181612.jpg 次々に閉まっていくお店・・・食事どころではない。
近隣の店舗もどんどん閉まっていく。
近くのサッカーショップもチェックしていたのに、もちろん閉まっていた。
なんなんだよ~っ!!
このマーケットを楽しむために大きな荷物になるシュタイフベアを1体で我慢したのにっ!!
(実はバス運転手さんの労働は絶対12時間という法律があるため、マーケット後違うバスが来る。大事なものはバスに置いていかないように指示されていた。もちろんシュタイフは大事なものだ。)

♪現地の子と♪ 
 閉まっていく店を眺めている場合ではない。食事を取らなければ・・・。
もちろんドイツ語など分かるはずもなく・・・困った時は世界のっ!! マクドナルド♪
ドイツオリジナルを探したが分からず、取りあえず見た事のないリブなんとかを頼む。
良く見ると、バーガーやドリンクにクジが付いている。
ドイツ語が読めない私たち。
もちろんクジの内容やシステムが分かるはずもないが、集めるといろいろなモノの抽選に応募できるといったものなのだろうと解釈。
そんなこんなしているうちにダラダラとなんとか時間まで過ごせる事が出来た。
 で、ゴミを捨てようと思ったら、ここはエコ大国ドイツ。捨て方良く分からないぞ。
すると近くにいた親子。
親が「行け行け」と子供にジェスチャー。近づいてくる子ども。ゴミを指さす。
捨て方を教えてくれるのかと思ったが、なにか違う。
あぁ、クジが欲しいのかぁ。
「取っていいよ♪」と思いっきり日本語でトレイを突きだすバカな私。
にっこりと笑ってクジを取る子供。お礼を言って去って行った・・・でゴミはどう捨てればいいの??

♪最悪の夜♪ 
 なんとか集合時間までダラダラすごしたオプションなしの方々。
集合場所に行くと、そこには慌てふためいた添乗員さん。
なんでも食事はスープ・メイン・デザートが出る予定なのだが、まだスープしか出ていないと言う。
まじですかっ!!
「集合時間を9時45分に変更してください。レストランにショップがあるのでそこで見ていてもいいですよ。」と言い、どこかに行ってしまった。
問題のレストランのショップ・・・小さいし、食べてもいないレストランのグッズなど全く興味が持てない。
さらにレストラン内は禁煙なのだろうか?
ショップの前はたばこを吸う人でごった返しており、かなり臭い。
大体・・・スープしか出ていない状況でたかだか15分の時間延長で大丈夫なのだろうか?
案の定、大丈夫ではなかった。結局1時間以上待たされた。たばこ臭い場所で立たされていた。
その間、添乗員さんの居場所も不明。
せめていたら、近くにあったスタバに行き、お茶することも出来たかもしれない・・。
やはりお金を多く払ってくれた人の方が大事ということなのだろうか・・・。

 しかし最悪な事はまだまだ続く。

 まず、やっと食事が終了して、バスに移動中の時。
列の最後を歩いていた夫は知らない女性から声を掛けられる。
「これ〇〇さん(添乗員さん)に渡してください。」とピザの箱。
小さい頃から“海外で名乗りもしない人間から物を預かるな。”という教えを受けた夫。
怒って「すぐそこにいるんだから、自分で渡せよ!! 大体あんた、名乗りもせずに何なんだよ。」
しかしその女性・・・謝りもせず・・・「ま、いいか」と去って行った。
次の日、同会社の添乗員さんと判明。添乗員さんのレベルが知れるわ。

 トドメはホテルにて。
私たちが目にしたものはホテル前で雪に埋もれた自分たちのトランク。
トランクは前のバスに積んであり、運転手さんが寄って届けてくれる事になっていた。
その後、現地添乗員がホテルでの世話をしてくれるようだったらしいのだが、この添乗員のおばさんが最悪だった。
私たちが着くなり、添乗員さんを捕まえ怒鳴る。
「運転手がバスから降ろしただけで、行っちゃったのよ。こんな重いトランク私が全部運びこまなきゃいけないわけ?大体ホテルに来るのが遅いのよ。私が帰る電車が無くなるじゃない。私はもう帰るからね!!」
お客さんの前で怒鳴るなよ。
大体、ホテルのボーイを使えばいいじゃないか。
トランクびちゃびちゃにされた私たちの立場はどうなるんだ。
本当に添乗員のレベルの低さが知れた。
その夜、夫は激怒で眠れなかったのは言うまでもない。 

by chirohamu | 2011-02-19 12:03 | おでかけ(海外)